ご依頼者は当初、ご自分一人で妻と調停を行い、二進も三進も行かなくなったとして当事務所へご相談に来られました。ご依頼者は当時共働きでしたが、妻の収入などについてあまりご存知でなく、家計は全て妻が管理している状況とのことでした。

ご依頼者は事務所に来られた段階で何度か調停をお一人で対応されていた状況でしたが、調停の途中から私が代理人として依頼を受けることになりました。その後、調停不成立となり訴訟を提起しました。調停の段階で妻へ資産状況の開示請求をしても妻は頑なに開示しなかったため、裁判所を通じて金融機関に照会をかけ、妻の資産を明らかにしました。結果、妻が多額の資産を隠していたことが判明し、最終的に財産分与をすることで和解が成立しました。