この事例の依頼主
80代以上
相談前の状況
事故前は一人で外出でき、家事もこなせていた高齢女性が、交通事故による足の骨折・長期入院により車椅子生活・要介護となってしまいました。ご相談前時点で、可動域制限が基準内として後遺障害「非該当」とされ、今後の介護費用の負担について心配されていました。
解決への流れ
医療記録・介護記録を十分取得・検討の上で、廃用症候群をも踏まえて後遺障害を認定するよう異議申立てをするも、非該当を覆せず。訴訟提起等を見据えながら、相手方保険会社に対し、生活上の不具合を詳細に示すことにより、非該当のまま、異例の高額賠償(既払い額が400万円強であるところ、さらに余命にかかる介護費用等を踏まえた500万円の賠償支払いへ)を短期に実現した。
医療・介護記録を分析・検討し、医師意見も付したの異議申立てが、審査の硬直的運用ゆえか認められなかったのは残念ですが、当方が想定していた等級を踏まえても相当な賠償が早期に得られたのは、相手方保険担当者に対し、特に介護の分析で得た成果を適切に伝えることができたからだと思います。