この事例の依頼主
50代 男性
相談前の状況
トラック運転手であった相談者は、荷積みの際、フォークリフトに足を轢かれ、入院中でした。かねて知り合いだった私(弁護士東忠宏)のもとに、入院先での面談を求める連絡がありました。この当時、相手方保険会社が対応するとして、労災扱いとすらなっていない状況でした。
解決への流れ
労災申請からお手伝いし、労災により後遺障害等級(併合11級)を得ました。その上で、交渉・訴訟において、トラック運転手における右足の使い方等を、日報・動画等で詳細に、また、これまでの職歴や事故後の収入状況等も立証して請求としては労働能力喪失率につき「7級」相当としました。訴訟提起後は1年程度・期日は4回と迅速に、和解が成立したものです。
治療中から関わり、また、私も、トラックやフォークリフトの教本を取り寄せたり、現地での動画撮影とか、ネット上の動画を見るなど労働状況を詳細に確認し、思い入れがある事件です。まだ10代のお子さんを複数抱え、途方に暮れていた依頼者も、解決に快哉されていました。