この事例の依頼主
女性
相談前の状況
子が生まれた直後から、子の世話が嫌だと言って実家に帰ってしまった夫に対し、何か請求できないか。子のことを考えるとできるだけ離婚は避けたいと考えているが、離婚が避けられないということであれば、慰謝料等できるだけ有利な条件で離婚をしたい。
解決への流れ
夫側が協議にきちんと応じてくれず、最終的に離婚等に関する調停及び訴訟まで起こすこととなった。手続が長引き、別居期間が数年に延びてしまった結果、裁判官から離婚は避けられないと述べられた。そのため、できるだけ良い離婚の条件を引き出すという方向に方針を切り替え、300万円を超える慰謝料を含む離婚の条件を引き出すことができた。
相談者の方は当初、離婚することは子のためにはならないと考えており、協議の方向性もこの考えを前提に進めていました。ただ、別居を前提とした生活が続いていくうち、父親がいない状態での生活が安定していき、相談者の方の考えが変化していきました。「離婚」という家庭の一大事に対し、いろいろな考えがあると勉強させていただいた案件になります。この案件のとおり、今後の生活設計などについても、相談者の方とともに検討させていただきます。