この事例の依頼主
30代 男性
相談前の状況
当社では新型コロナウイルスの感染拡大もあり、テレワークを導入することになりました。もっとも、テレワーク導入に伴い、様々な情報漏洩リスクが生じます。テレワークを導入するかも含め、顧問弁護士である大木先生にご相談し、情報漏洩リスクへの対応をして頂きました。
解決への流れ
自宅での秘密情報利用と営業秘密管理の調整を行い、前者の必要性と後者の管理の実効性を失わないことのバランスを取ることになりました。合わせて、当社の営業秘密管理の弱点の洗い出しもできたので、合わせて対応していただきました。
重要な秘密情報は、不正競争防止法上の営業秘密としての保護の対象となるように厳格に管理されていますが、管理に不備があった場合には営業秘密の要件を充足せず、不正競争防止法による保護が及ばないと判断される可能性もあります。そのため、社外への持ち出しを認めるに当たっては、一定のルールを整備し、これを従業員に遵守させることが必要となります。自宅での秘密情報利用と営業秘密管理の調整を行い、前者の必要性と後者の管理の実効性を失わないことのバランスを取ることが必要です。営業秘密管理を現実的、実効的に行うのは難しいことですので、営業秘密管理を専門に取り扱う弁護士へのご相談、ご依頼を強くお勧めいたします。