犯罪・刑事事件の解決事例
#遺産分割

家庭裁判所の手続で相談者に納得のいく相続分を取得することができた件

Lawyer Image
西村 紀子 弁護士が解決
所属事務所横浜みなみ法律事務所
所在地神奈川県 横浜市戸塚区

この事例の依頼主

年齢・性別 非公開

相談前の状況

3人の兄弟のうちの2人の方から相談を受けました。他の1人の兄弟が、遺産を占拠し、わずかな金額を自分たちに払って遺産を全部取得することを試みて、弁護士をつけて、家庭裁判所の手続を申し立ててきている、自分たちは、弁護士をつけずに対応をしていたら、裁判官が、向こうの弁護士の言うままに話をまとめようと、自分たちに押しつけてきて、どうしたら良いかわからないので、依頼したい、とのことでした。

解決への流れ

相談者さんの代理人として、家庭裁判所の手続に出頭し、相談者さんらの正当な言い分を整理して主張し、相談者らに支払われるべき適正金額を主張しました。それらが支払われない限り、相談者らは、遺産分割の成立は一切認めないと強く出たところ、裁判官や向こうの代理人も、依頼者を説得したようで、結果として、こちらの相談者の方達の納得のいく金額の支払いを受け取る形で、話がまとまり、解決しました。

Lawyer Image
西村 紀子 弁護士からのコメント

一方だけに弁護士がついていると、裁判所も、そちら側に引きずられることがあります。また、遺産の評価額は、特に不動産などでは複雑になりがちですが、それを適切に分析した上で、相続分について、適正金額を主張できると、裁判所も相手方も説得しやすくなります。相談者の方達は、裁判所の手続でいやな思いをされて、終盤になって、相談にいらっしゃいましたが、終盤でも弁護士対応したことにより、適正な解決になったと思います。