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#別居 . #不倫・浮気 . #慰謝料

【依頼者:夫】【不倫・慰謝料】妻の不貞相手に慰謝料請求! 既に婚姻関係が破綻していたため不貞行為に違法性は無いという主張を退け、不貞相手から慰謝料を獲得した事例

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松江 仁美 弁護士が解決
所属事務所弁護士法人DREAM
所在地東京都 千代田区

この事例の依頼主

40代 男性

相談前の状況

40代男性の慰謝料請求訴訟。妻が他の男性と不貞をしていたことが興信所の調査で判明し、夫婦仲が壊れて別居。その後不貞相手への慰謝料請求訴訟を提起しました。

解決への流れ

本件では、訴訟の中で不貞相手の男性は、「浮気以前からすでに婚姻関係が壊れていたから違法性は無い」という主張を展開しましたが、当方は不貞が行われた以前の夫婦間のメールや写真を可能な限り集めて証拠提出しました。結果、相手の主張は退けられ、慰謝料200万円を命じる判決が下りました。

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松江 仁美 弁護士からのコメント

不貞行為が問題になる訴訟では、興信所の調査のような決定的な証拠がある場合、相手は「不貞前から夫婦関係は破綻していたから違法性は無い」という主張をして争ってくることが往々にしてあります。不貞が慰謝料の原因になるのはそれによって夫婦関係が壊れたからであるので、不貞以前にすでに夫婦関係が壊れていた場合は、違法性がないとして慰謝料の原因にならない場合があるからです。こうした主張に対しては、不貞が行われる以前の夫婦間の円満なやり取りを示す証拠を出して反証していくことが大事です。こうした証拠は、そんなに大げさなものである必要はなく、普段の何気ないメールや、出かけたときの写真等、家族の日常の当り前の様子を示すものであれば何でも良いと考えます。そうすれば少なくとも「夫婦関係がすでに壊れていた」などという主張を反駁することができるでしょうし、「この幸せな日常が不貞によって壊されたのだ」と裁判所に訴えることにもなると考えます。