犯罪・刑事事件の解決事例
#性格の不一致 . #離婚請求 . #別居

交渉のみにより早急に離婚が成立した事例

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渡部 孝至 弁護士が解決
所属事務所弁護士法人はるかぜ総合法律事務所
所在地東京都 港区

この事例の依頼主

40代 男性

相談前の状況

ご依頼者の男性は、約10年前に妻と結婚し、しばらく円満な婚姻関係を継続してきましたが、4年前から性格の不一致により別居していました。夫は別居後も生活費の支払いを続けていましたが、自らの経済状況が厳しいことや、婚姻関係が形骸化していることもあり以前のような夫婦関係に戻ることは難しいことから、妻との離婚を希望されていました。

解決への流れ

ご依頼者の夫には貯金や資産がある訳ではなく、離婚の条件として多額の金銭的給付を行うことはできないということでしたが、あくまで自分から離婚するのであるから、妻の当面の生活費として一定の金銭を支払うことについては問題はないとの事でした。当事務所は、夫の意向を十分に確認したのち、妻に対し夫が離婚を希望している旨を伝えました。妻は当初、離婚には反対しており、離婚の条件についても多額の金銭的給付を要求しておられました。しかし、長期間の別居が続き婚姻関係が形骸化している以上、今後このような婚姻関係を継続しても事態が好転することはないこと、仮に離婚訴訟に至ったとすると両者とも精神的経済的に負担が大きくなり疲弊してしまうことなどを繰り返し説明し、粘り強く説得を試みました。その結果、最初は夫側の提案に全く聞く耳を持たなかった妻も、次第に心を開き、最終的には夫の提案を受け入れ、当初夫が提案していた条件で離婚に応じてもらうことができました。

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渡部 孝至 弁護士からのコメント

ご依頼者である夫は、離婚を決断されるとすぐに当事務所へ相談に来られ、離婚交渉手続きを委任されました。長年別居を続け形骸化している夫婦間においては、弁護士という第三者を間に入れることで、案外スムーズに離婚協議が成立することがあります。夫婦間において離婚の合意ができていない場合は、当事者間の話し合いで解決しようとするのではなく、早期の段階で弁護士にご依頼されることで、円滑に協議離婚を行うことができ、両者にとってよい結果を導くことができます。